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2025/03/14
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舌が白い原因
こんにちは。横浜市にある中町歯科医院です。
本日は、舌が白い原因についてお話いたします。
1.生活習慣によって舌が白くなる原因と対処法
1-1.舌が白くなるのは汚れや細菌が付いているから
舌に付く細菌のかたまりは舌苔(ぜったい)と呼ばれ、灰白色または黄白色をしています。
舌苔は食べかすや唾液の成分、お口の中の粘膜が剥がれたもの、さまざまな細菌、白血球、色素などからなっています。
口臭や味覚障害などの原因になる汚れです。
1-2.舌が白くなってしまう生活習慣とは?
こんな人はつきやすい!
・間食することが多い
・食後に歯みがきしない
・寝る前の歯みがきさぼり気味 →口が不潔になりやすく舌苔がつきやすくなります
・口で呼吸している
・口を開けていることが多い →口が乾燥する為、舌苔がつきやすくなります
・過度なストレスが続く
・会話等が多い →唾液の出が少なくなることにより口が乾燥する為、舌苔がつきやすくなります
・舌の運動が活発でない →動きが不十分だと舌苔がつきやすくなります
・タバコを吸っている
・食事の際にあまり咬まない、柔らかい物ばかり食べている
1-3.日頃の生活習慣の改善から防げる?
生活習慣が原因の場合は、習慣を変えることで改善につながります。
まずはしっかりと歯磨きをして、お口のなかをきれいにしましょう。
舌ブラシや舌専用のクリーニングジェルを使って、1日1回舌磨きをすることもおすすめです。
歯ブラシで舌磨きはやめましょう。
食事を取る際にはやわらかいものばかりにせず、しっかり噛んで食べると舌をたくさん動かすため、舌苔が付きにくくなります。
タバコは、本数を減らしたり禁煙したりすることで、舌苔の原因を軽減できます。
2.舌が白いのは病気の場合も
舌苔をケアしても白い部分が取れない、痛みを伴うといった場合は、
・口腔カンジダ症(カンジダ性口内炎)、アフタ性口内炎、白板症などの口腔粘膜疾患
胃腸などの消化器疾患など
全身疾患やほかの部位の不調から舌が白くなることも
舌やお口のなかの不調だけではなく、胃腸の不調や糖尿病の症状として、舌苔が厚くなることもあります。
そのため、体調不良のサインと考えられるケースもあります。
白い舌苔であれば、胃腸が弱っている、疲れがたまっているといった原因が考えられます。
舌の表面がうっすらと白い、というのは正常な状態ですが、以前と比べて白い部分が厚くなっていると感じる場合や、きちんとお手入れしても変化がない場合にはそのままにせずに、病院を受診して確認することが大切です。
まとめ

舌が白くなる舌苔は口臭をはじめ、いくつかの病気の発生リスクを高めます。
舌磨きは自宅でできる簡単なものが多いので、歯磨きのように毎日の習慣にしていくとよいでしょう。
舌ブラシは当医院でも販売しています。ご相談ください。
口の中を清潔に保ってくれる唾液の分泌促進も口腔衛生には重要です。
自律神経が乱れると唾液の分泌が減少したり唾液が粘ついたりしてしまいます。
ストレス解消に努め、規則正しい生活で自律神経を整えていきましょう。
舌苔を増やさず、健康な舌を目指しましょう。