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「自分に合った歯磨き粉を選ぶ」
こんにちは、中町歯科医院です。
3月になり、春らしい気候になってきましたね。
イチゴのおいしい季節になり、スーパーマーケットに並んでいるイチゴを見ると
ついつい手を伸ばしてしまいます🍓✨
皆さんは普段、どのような歯磨き粉を使っていますか?
オーソドックスなペーストタイプ、ジェルタイプ、粉末タイプ…
また、フッ素が入ったものやホワイトニング効果があると言われているものなどなど。
こちらのコラムではご自身の目的に合った
歯磨き粉を見つけるためのポイントをお伝えさせていただけたらと思います。
🦷歯磨き粉の種類をメリット・デメリットと合わせてご紹介いたします。🦷
【ペースト状】
☆メリット
発泡剤が含まれているので泡立ちがよい。
使用感もすっきりしており、コストパフォーマンスも◎
△デメリット
泡立ちがいいことにより電動歯ブラシを使用している方は
泡が飛び散ってしまう可能性がある。
お口の中が泡立つことで十分な歯磨きができない可能性がある
【ジェル状】
☆メリット
粘着性が高い。歯の表面や歯間に付着しやすく、
薬効成分が行き渡らない…という心配がほとんどない。
コラーゲンを含んでいるものもあるので、歯茎に良い影響を与えるものもあります。
△基本的に泡立たない。
使用感のすっきり感はペースト状に慣れている人だと物足りなく感じる。
【粉末タイプ】
☆メリット
歯や歯肉の擦りすぎを防ぎ、優しく磨ける。
必要な分だけ…ができるので、口腔内に残りにくい
△デメリット
発泡性剤が含まれていないので泡立たない。
【❕】ただ、このデメリットをメリットと考えることもあります。
私たち歯科医は泡立たない歯磨き粉を推奨しています。理由は、お口の中で泡立つことで、
歯磨きをした気分になってしまうため、時間をかけて十分な歯磨きが
できないことがあるのです。
☆【虫歯を予防したい】
【フッ素】配合の歯磨き粉
フッ素は歯を強くすると言われております。
※2017年より歯磨き粉に配合できるフッ素が
1450ppmに引き上げられました。
(それまでは990ppm)
◎特にお子様や歯茎が下がっている方(知覚過敏の方)におすすめです!
☆【ステインを落としたい】
・ピロリン酸ナトリウム
・ハイドロオキシアパタイト
・ポリリン酸ナトリウム
配合の歯磨き粉
☆【歯周病を予防したい】
・イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
・塩酸クロルヘキシジン(CXH)
・塩化セチルピリジニウム(CPC)
配合の歯磨き粉
☆ 【 番外編 】 ☆
歯磨き粉として【塩】を使うといいという一説もありますが、
塩だけで歯磨きをすることはおすすめできません。
(300~400年前の医学書には塩で歯磨きをするとよい
と記載があったようですが…)
塩を使うと…
『歯や歯茎を傷つけてしまう』
『塩に含まれる塩分が歯ぐきから吸収されてしまい、塩分過多になってしまう』
上記のようなことになる可能性があります。
※もちろん、塩が配合された歯磨き粉であれば問題ありません。
歯磨き粉が手元にない・もしくはなくなってしまった場合は
塩を代用せず、「何もつけずに」磨くのが一番です。
当院ではご来院頂いた際、クリーニング等で使用して
ご自身の歯や歯茎の状態に合った歯磨き粉をお求めいただくことで、
健康維持に役立てていただきたいと思います🌝♬